ご挨拶
どうも初めまして、id:nisemono_san です。何故、つくりおきの共同出筆者になったかというと、とあるカンファレンスで id:hitode909 さんが、文字通りニュっと現われて、「似非原さん、つくりおき書きませんか」という雑なオファーがあったので、「あ、はい、自分でいいんだったらいいですよ」と返事したのがはじまり。
とはいえ、最近はつくりおきなどはせず、もっぱら『ちよだ鮨』というチェーン点を14時30分頃にうろうろし、半額のシールが貼られた直後に、その寿司を狙うという、極めて知性の貧しい作業をしていた。たぶん、ソーシャルゲームでポチポチとボタンをいじっているほうが、生産性が高い行為である可能性は高い。
ちなみに、半額寿司の写真については、メインブログのほうでサルネイムとして利用しており、基本的には、真面目な技術者向け記事を書くように見せかけて、飯テロを行なうという非常に誰が得するのかわからない意図を持って運営しているので、興味ある方は是非覗いてみてください。
まぐろ漬けの作りかた
というわけで、早速姑息な宣伝が終わったところで、まぐろの漬けを作りたいと思います。まぐろの漬けを作るにあたって参考にしたのは:
という二つのサイトである。材料は近くの肉のハナマサで買った20%のマグロの切りおとしである。
このマグロについては、値下りしていることもあって、基本的に生ぐさいし、ゴロゴロしているし、なんか氷の味がするしでいいことはない。無理矢理醤油でぶっかけたとしても、醤油味になるだけである。何かいい方法はないものか、と思って思いついたのが、いわばマグロの漬けである。
こんな風にマグロを漬けるのだが、調味料がそれほど都合よくそろっているわけがない。特に「みりん」と呼ばれる、一体なんなのかよくわからないものが見つからなかったので、醤油と酢でベースを作るという暴力的なことをしている。レシピを見ると、酒もいれるといいと書いてあったので、「そういえば、安物のつゆには酒が入っているんだよな」ということで、謎の安い汎用つゆも投入することになる。この時点で味見は一切していない。俺はただ怖かっただけなんだ、気がついたらフリーダムなことになっているということに。
そして、ここで俺は気がついてしまった。「アレンジと味見をしないことはメシマズへの道」であるということに。俺は震えた。完成品がメシマズでなくとも、少なくとも食えることを冷蔵庫の前で祈るしかない。
はてなブックマークを読んでいると、「ありがとうと声をかけたオレンジジュースはうまくなる」というものを発見した。メシマズになる危険性に恐怖し、そのあまり、判断能力が欠如してしまった俺は、冷蔵庫の前でひたすらマグロに対して「ありがとう」という言葉をかけ続ける人間と堕ちてしまったのであった。(でも実際は3回くらいで飽きた)
さて、このブログの文章を書いている間に目安の10分が経っているはずなので(これはリアルタイム執筆なのだ!)、御飯にまず刻みのりをもりつけていく:
その上に先ほどの漬けたやつを投入する。見た目が悪いので、若干の修正を入れてあるが、これでも厳しい。
さて、実際に食事してみるのだけれども、そのままだと、やはり酢の味が強い。逆に御飯は酢飯ではないので、バランス取れるかな(勝手な推測をするのはメシマズへの道)、と思ったがそうではなかった。とはいえ、わさびの力が強力で、わさびを塗って食べると、酢のエグさと、わさびの辛さが中和されて、「まあまあ、これくらいできればよかったかな」という安堵感に満たされることになる。決して嫌がらせのためにわさび大盛りにしてはならない。おれはさっき、わさびの塊を食べて泣いているところだからだ。
というわけで、ごちそうさまでした。