id:shimobayashi です。本日はつくりおき Advent Calendar最終日となります。
私たちはどこからきてどこへいくのか?なぜつくりおきをするのか?クリスマスにふさわしい神秘的な問いに答えようと思います。
先ず、私がこれまで書いてきた数々の記事をご覧ください。以下のような共通点に気づかれることでしょう。
- 料理がしょぼい
- 写真が汚い
- 向上心が感じられない
しかしこれらは意図的にしていることです。なぜでしょうか?
それは、インターネットを取り戻すためです。
思うに、現代のインターネットはあまりにも雑誌的になりすぎています。 誰も彼もが高品質なコンテンツを志向し、セルフブランディングにしのぎを削り、情報を選択的に発信しています。しかし、それでは雑誌文化の縮小再生産に過ぎないのではないか?インターネットは情報のあり方を革命するのではなかったのか?私はInstagramを見るたびにそのような気持ちになり、やるせない気持ちでむき出しのゴミのような写真をInstagramへアップロードしているのです。
私はある日気づきました。それは、そうしたインターネットにおいて独身男性のつくりおきレシピを見つけることが非常に困難だということです。俺はダシなんか取りたくないし、なんなら包丁も使いたくねえ。世の中にはそんな独身男性がたくさんいるはずなのに、クックパッドの良く分からないレシピが出てくるばかりで何の救いも得られない。利用者人口は増え続けているのにかえってインターネットの多様性が失われていることに、非常な危機感を覚えました。
イギリスのEU離脱、アメリカのトランプ当選、そして日本のつくりおき。 私たちは今一度、独身男性の雑な料理と向き合わなければいけない時代に生きています。
メリー・クリスマス。