これはミスジです。こちらは id:UDONCHAN。
ミスジといえば1頭の牛から数kgしか採れなくて希少部位というのはあるんですけれども、それでもあんまり高くないというのはやはり人気が無いというか、まぁまぁクセのある部位だからと思うんですね。これは100gあたり139円のオージー産。
部位的には鶏のササミとほぼ一緒なので、基本方針も同じ感じです。
- 中央部に固いスジがあるのでなんとか処理する
- 焼きすぎるとパサパサになるので火の入れ方に気をつける
このあたりが焦点になってきます。
ここでジレンマになるのは、ある程度火をしっかり入れないとスジが固くて食えない一方で、ダラダラ火を入れてると肉がパサパサになって食えないというところです。というわけで、個人的には、強火でガッとさっさとウェルダンにしてしまうのが一番うまいと考えます。ただ、ここいらはいろんな考え方があると思います。たとえば、スジを最初に取ってしまうとかそういうのもあるんですけれども、それだとサイコロステーキ状になってしまうので個人的にテンションが上がらない。やはり、牛肉は1枚もののステーキが好き。
あと鶏のササミと違うところとして、肉としての味はかなり濃い目で、誤解を恐れずにいうとレバー的な内臓肉的なフレーバーにすら近い感じなので、濃いめのソースと合わせると良いと思います。Web上を少し調べると「醤油と相性が良い」などとありますが、多分塩コショウだけだとしんどいという意味かと思いました。
というわけで、早速やっていってるわけなんですけれども、入念に筋切りして強火でウェルダン目指して焼いています。筋切りは肉全体に格子状に厚みの半分くらい切り込みを入れます。このとき包丁はきちんと研いでおくと綺麗に切り込みが入ります。いや、ミスジのスジって本当に固いんですよ。
裏返してワー!!!
いいかんじ。
温めたソースをかけて完成。付け合せ?知らない子だねぇ。
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ソースは手抜きしてこういうやつを使いました。上記の通り、肉の味が強いので、ハンバーグ的にデミグラスでもいいと思いますし、さっぱり目狙ってマスタードソースなんかも悪くないかと思います。ソースでいろいろ遊べると考えると結構おもしろ目の食材かなあと思います。
断面はこんな感じで手早くやってもしっかりウェルダン。国産だったらレアでもいけるかもですが、このグレードの肉だとグニグニとした食感になりがちなのでやはりウェルダンがおすすめです。噛むと肉がホロホロと崩れて、咀嚼するたびに肉の旨味が口の中に広がってうまいうまいうまい。
皆さんもぜひお試しあれ。サンキューでした。