つくりおきAdvent Calendar 2016 3日目の記事です.
こんにちは,id:moznionです.普段は仕事をしています.
さて皆さんはベル食品のジンギスカンのタレをご存知でしょうか.北海道に住まう人間にとってのソウルフードであるところのジンギスカンの為の「タレ」のマスターピースであり,よってこれはソウルタレです.ジンギスカンのシメには,ジンギスカンの旨味をたっぷり含んだタレを白飯にかけて食らうという行為が伝統となっています.北海道ではその行為が出来ない人間から命を落としていきました.
このタレはかなり美味いので,これを汎用的な調味料として使うという文化・風習が一部の地域で育まれてきました.この記事はそのジンギスカンのタレで作る煮豚の再現手順となります.
というわけでやっていこうとしましたが東京都内,というか近所のスーパーではベルのジンギスカンのタレが売ってませんでした.仕方がないのでタレから自作していくこととなります.材料についてはラベルに書いてる原材料名を基に頑張りましたが,しかしオリジナルとはかけ離れています.
フレーバー各位です.左からりんご1/4,しょうが多め,にんにく4片,玉ねぎ半玉,長ネギ半分という感じ.
全部入れる.りんごはすりおろしています.
昆布も入れてみる.同時に顆粒の中華スープの素も入れました.
主賓です.なぜか最初に焼きを入れてみようというマインドになったので焼きを入れます.
焼きが入りました.しかしこの焼きのフェイズは特に必要なかったのでは? という感じに後になりました.なおこの北京鍋は最近仲間に加わった「陳建一の料理道具 北京鍋」です.
自己主張が激しい.
全てのコンポーネントが1つのジップロックに投入されました.なお液体の大雑把な分量は, 醤油2,酒1,みりん1,酢1という感じです.酢を強めに効かせるのがキーだと思っているのでそんな感じで……
突然文明が導入されました.61度で保ちつつ,このまま8時間ほど加熱していきます.Anovaは最高.
ところで僕はAnovaが発売される以前 (2年くらい前) からnomikuと呼ばれる類似の調理器具に約$200投資していて,しかし未だにnomikuは来ません.どうなってんだ,僕の$200はどこに……
事後です.この時点で本物のジンギスカンのタレみたいな匂い&味がして,勝利が確定しています.
成果物.
タレ.
しかしこういった構造物は冷える時に味がしみる,という大自然の掟があることを突然思い出しました.よって成果物とタレは再度交わります.このまま冷蔵庫に入れて一晩置く.
一晩置いたものを切った様子です.良い地層.
軽く焼きましょう.焼き色付いて温まる程度……
ありがとう,陳建一さん.
というわけで結果が得られました.炊きたての飯の上に,さっきの焼いた煮豚を置き,炙った長ネギを添えて,生卵を乗せてその上に自作タレを回しかけたものです.ちゃんとジンギスカンのタレの味の煮豚だ!!!!! フルーティかつ酸味が効いててウアアアアアアアウマイ!!!!!!!
本当にうまい.ありがとうございました.
残りの煮豚は後日チャーハンとして転生し,幸せに幸せに暮らしましたとさ.チャーハンにエリンギ入れると食いごたえ増してうまい!
おわり.
[追記]
既製品のジンギスカンのタレを使う時は味が濃すぎるので水とかだし汁で薄めていたという記憶が突然蘇りました.