過ごしやすい季節になりましたね。私はid:haretarasake。結婚願望の強さには定評があります。
昨日は秋刀魚をやっつけました。秋刀魚といえば今が旬。刺身、ブツ煮も最高ですが私は塩焼きが好き。今回は2尾用意しましたが、もちろん一人で食べます。まずは下拵えからやっていきましょう。
まずは軽く洗ってやりましょう。
洗い終わったら塩をふります。
塩を振る時は出来るだけ高い位置から、全体に満遍なくやりましょう。そう、塩を指でつまみ、肘高く上げて折り畳み、手首を逆方向に曲げ、顔の高さから落とすんだ。
塩を撒いたら15分放置。秋刀魚の表面から水分が出てくるのでキッチンペーパーで徹底的に拭きましょう。その後は乾燥工程。
こんな感じで30分くらい放置。表面から水分が無くなったらいいと思います。
去年得た知見により、ここまでの工程は秋刀魚を美味しく焼くための必須工程かなと思ってるんですがどうなんでしょう。やれば皮がパリッとなってうまいですし、身崩れを防ぐ効果もあります。まぁ気のせいかもしれませんが。プラシーボ効果に過剰な信頼を寄せましょう。
次に焼きに関してですが、今回はちょっと実験しました。
行きつけの居酒屋の大将曰く、
『秋刀魚は腹身から焼くべき。最初に腹身と内臓の脂を焼いて、次にひっくり返して背身を焼く。そうすれば腹身と内臓の脂が肉にも広がって優勝する。』とのこと。
腹身と内臓に脂が多いのは一般的な中年男性と同じですね。まじか?とも思いましたが理論は理解できたのでやってみましょう。具体的にはこう。
一尾は普通に横にして、もう一尾は縦にして焼いて食べ比べます。
はい。
はい。
はい。
見た目は普通に焼いた方が綺麗ですね。縦焼きはどうしても返しの回数が多くなるため、身崩れが発生しました。このあたりは技術的進歩があれば防げる可能性も感じます。
焼けたら大根をおろしていただきます。
うまい。ごちそうさまでした。
今回、縦焼き・横焼きの食べ比べを主題としましたが味に差異はありませんでした。どっちもうまい。正味な話、この時期の秋刀魚はどうやっても美味しいので好きにやればいいんだと思います。今回は頭悪そうにも炭火でやりましたが、フライパンでも魚焼きグリルでも絶対うまい。
さて、秋刀魚といえば近年うなぎと同じく資源量の減少が懸念されています。今年は幸いにも秋刀魚は豊漁に近いとのことです。良かったですね。
私としては資源量の枯渇が懸念されるものはどうしても食べるのを躊躇してしまいます。しかしそれと同時に、一旦市場に出回ったものは美味しくいただいた方がいいんじゃないかとも思うわけです。資源が無駄になるのもどうかと思うんですよね。
つまり婚活市場に出荷された私もそろそろ誰かに美味しくいただいて貰わないと資源の無駄になりますよってことなんです。早くしないと腐っちゃいますよ。さあ、急いで結婚しろ。
急いでください。