#つくりおき

一人暮らしをする男性の雑な料理たち

つクリパ2023

id:hitode909です。
12年前には極寒の鴨川でビールを飲んでいましたが、6年前には寒すぎるからと川に行かなくなり、家で独身人物たちを集めて、つクリパ(つくりおき+クリパのこと)を開催していました。
今年は保育園で仲良くしている方たちと、つクリパを開催しました。


いつもなら丸鶏を焼いているところですが、2歳の子供たちが来るので、食べやすいように一口大にしてから焼くことにします。ハーブも控えめで、オリーブオイルとクレイジーソルトだけのシンプル仕上げにします。雑な料理を作るときには、スパイスの調合を考えなくていい、クレイジーソルト、以上、というのが簡単でおすすめです。


キッチンボードは造作、家電はモノトーンで統一され、壁には大谷石が張られていて、キッチンがめちゃくちゃかっこいいことにお気づきでしょうか。ついに新築ができたわけではなくて、我々の家の建築を依頼している工務店のモデルハウスに宿泊し、そこに保育園の友達も呼ぶ形で、クリパを開催しています。全館空調を入れる予定なので、冬の過ごしやすさはどんなものか確認したかったのですが、そこにクリパもぶつけてしまうことで、複数の問題を同時に解決しました。


工務店のモデルハウスは誰でも泊まれるわけではなく、設計を依頼した人たちが自分の家をどうするか検討する材料として、泊まってみれるという形です。我々も泊まるたびに、最初は、間取りがどうだろう、とか言ってましたが、だんだん打ち合わせが進むにつれて、壁の仕上げがどうだろうとか、キッチンの高さはどうか、とか、金具の色とか、だんだん詳細な部分に関心がうつってきています。


保育園の人とわざわざ遊ぶ、というと、なんでそんなめんどくさいことを、みたいな反応を受けることもあるのですが、ライフステージが近い友達ができるのは便利で、子供の遊び相手ができるのは良いし、親同士で話してて参考になることも多いです。おもちゃをすごいたくさん買ってる家庭とか、子供の偏食が激しい家庭とか、もうすぐ第二子が誕生する家庭とか、平行宇宙での出来事みたいで不思議な気分になります。保育園によっては保護者会とか保護者コミュニティが一切なく、先生にお任せ、というところもあるようなのですが、うちは積極的に関わっていくスタイルで、ときにはめんどくさい仕事もあるのですが、知り合いがどんどん増えていくのは良い環境だと思っています。


こういう気の利いた料理を作ってくださる方も居て、うちは雑料理しか作ってないのに、よそはこんなことになっているのか、みたいなカルチャーギャップを感じられるのも魅力です。先端が野菜になっているので、野菜を食べないと、卵やミートボールにたどり着けない、という丁寧なデザイン。僕はそもそも鍋かオーブン焼きしか作らないし、つまようじに刺さなくても食べられるでしょ、とか、顔を描かなくても食べられるでしょ、と、こういう工程はすべてサボってしまう。


バルミューダのオーブンを使うのは初めてだったのですが、火のあたりが均一でないのか、単に具材を詰め込みすぎなのか、端の方の焼け具合がちょっと物足りなかったので、入れ替えて5分追加しました。モードを変えると、ギターのコードがじゃら〜んって流れたり、調理が完了すると、ENJOY!って表示されたり、という最高の機能があって、調理が完璧でなくても、加熱を通じて笑顔になれたから、生焼けでもいいよ、と許してしまいます。


シチューを持ってきてもらったり、近所でパンを買ってきてもらったりして、こんな感じのパーティーになりました。これが全然落ち着いて食べられなくて、子どもたちも一軒家が楽しいようで、すぐどっかに遊びに行ってしまい、それも上の階とか下の階とか、階段をどんどん登っていき、全然食事にならず、子どもたちを追いかけ回しつつ、余裕があったら料理をつまんでおしゃべりする、という感じの会になりました。


来年のクリパは新築した自宅で開催できると思うので、近所の方は予定あけといてください。なんらかのトラブルでめちゃくちゃになって来年のクリスマスにまだ工事中だったら、建築中の家を見ながらキャンプできるので、いずれにしても京都の方は予定あけといてください。
この記事はつくりおき Advent Calendar 2023の24日目でした。
明日はid:shimobayashiです。