ごきげんよう。id:UDONCHANです。いかがお過ごしでしょうか。これは豚バラ軟骨の煮込みの様子です。煮込みは年中おいしい。煮込みといえば冬のイメージがあります。しかし、含まれるスパイスすなわち生姜や唐辛子は体を冷やす効果があり、夏でも有効。この手の料理で代表的なものにカレーがあります。しかし、カレーを作るには様々なスパイスを揃えなければならず、初期投資が必要です。ですので安い具材をシンプルな味付けで煮込んだというわけです。
これは豚バラ軟骨500gほどの様子であり精肉店で安価に購入できることが知られています。いわゆるホルモンと呼ばれる部位のひとつであり、グラム49円で購入できました。安いだけあって、余計なメンブレンとか脂が付いているので適宜包丁などで除去しましょう。
エイヤッとやるとこうなります。切り分ける際に具材の『目』に包丁を入れるとすっぱりと切れますが、そこを外すと簡単に包丁の刃がこぼれるので気をつけてください。どう気をつけるかという話ですが、これは気合で乗り切るしかありません。がんばってください。
そのまま煮込むと臭すぎるのと脂が多すぎるので茹でこぼします。笑えるほどアクが出るので取り除きます。
ジャー。
30分ほどやっつけたら水洗いしましょう。肉が驚くほど硬いですが気にしてはいけない。
なんとか食材らしい様子になってきました。甘辛く仕上げていきましょう。皆様は甘じょっぱいのは好きですか?私は甘じょっぱい思いをしたい(31歳男性)。
茹でこぼしたところで本質的に臭いが消えるわけではないのでスパイスは重要です。スパイスというとオシャレ女子が大量にそろえているイメージがありますがシンプルにやっていきましょう。葱の捨てる所と大蒜、切った生姜でイナフです。大蒜は皮が付いたまま使うと崩壊することを免れることが出来ます。
はい。
酒1カップ、味醂1カップ、水600ccと共に↑の具材を鍋にいれました。このまま中火にかけ1時間ほど放置します。このとき蓋はしません。蓋をすると肉が臭くなります。
その後葱を取り除いたら、弱火にして沸騰するかしないかの間くらいに調整し、醤油、塩、旨味調味料、鷹の爪で味を整えて落し蓋をして30分ほど味をなじませます。すると完成します。あとこの時にゆでたまごを加えると旨い。
あと、白髪葱を作っていきましょう。うまくやっていくコツはもったいない精神を捨てることです。葱の真ん中らへんはうまくやるの難しいので諦めます。
氷水に晒すことによって形になります。これをやるかやらないかで食感が大きく違い、神秘を感じます。
とりあえず1食分盛りつけて食いました。練がらしと共に食べましょう。甘辛い味付けが軟骨の食感と異様に合い、うまいうまいと食い進めることが出来ます。沖縄料理のソーキとよく似ており、酒は焼酎や泡盛などが合うのではないかと思われます。この手の煮込み料理は日数が経つほどに旨くなり明日以降に期待が高まります。
以上、この様子について軽音サークルの後輩女史(かわいい)に報告したところ「うどんさん彼女の胃袋掴む系男子でしょ」とのお言葉を頂きました。やりましたね。また「美味しいごはんを作れる人のほうが、幸せなんだろうと思いますし、幸せになれると思います、つまり既にうどんさんは十分幸せなのでは」という言葉もいただき、幸せとはいったいなんなのであろうという気付きが得られました。つまるところ、幸せがなにか知りたい。ごはんはとりあえず美味しい。私は幸せであるかどうか、自分が人間なのか蝶であるか分からなくなってきたところでサンキューでした。