id:kaiteki61 です.この記事はつくりおき Advent Calendar 2016 - Adventar の19日目?の記事です。きのうはにゃんこさんがめんつゆを極めてました.見ましょう.
それでカレーがつくりおかれてるんですけど,前こんなんやりました.
お前マジなに言ってんだって思うんですけど,要約すると「カレーの構造」を理解すれば,バリエーション豊かな美味しいカレーを安定的に作れるのでは,みたいな話です.
つづく問題は当然、「カレーの脱構築 」であるわけですが、これは「脱構築」自体が概念的に定式化されていないため、当面不可能です。
そんで今日は脱構築です.脱構築は構築の存在を前提とするので、カレーの構造を理解して初めて問われる課題です。 つか脱構築ってなんですか???って感じなんですけど,脱構築という概念のカギは「既存の構築から脱却しようとする指向性」にあると考えます*1.あと下のツイートは本件に関する筆者の見解です.
たかがカレー作るのにガタガタ述べだす人間絶対に関わりたくない。
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年10月9日
さて,脱構築の実践に必要なのは何でしょうか? 脱構築の基本手法は「文脈の組み換え」です.たとえば「カレーの構造とはどのようなものか?」という問いは,「調理」という一つの文脈の中でカレーを理解しようとする問いを立てています.脱構築として注目すべきは,「調理」とはカレーをめぐる数多ある文脈の一つでしかないということです.すなわち別の文脈のなかでカレーを理解することで脱構築が実践でき,新たなカレー像を目にすることができます.
文脈はなんでもいいのですが,ここでは,料理は多くの人にとって私的な側面が強いということに着目して,「私」という文脈のなかでカレーを理解することにしました.つまり「私にとってカレーとはどのようなものか?」という問いを立てました.以下は私です.
私とカレー
カレーします
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年12月9日
高速でカレー作るの楽しい。
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年11月30日
カレーうまかったな〜
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年12月10日
わかる〜〜〜
脱構築の実践
それで以下は脱構築の実践で,カレーがつくりおかれています.
↑なに言ってんだ??????今回の仮説的前提として、カレーを、周囲の状況を内省的に認識し、その認識に基づく状況判断に基づき暫定的・漸進的な対応を自律的に行使可能な、従来よりも主体的な存在(アクター)として定置します。
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年10月9日
↑パセリをバーンバーンってやりました.おいしいよ.なんかみんなカレー食べてんなと思ったら金曜日だった+パセリ鬼盛りカレー+新居ぜんぜんおいしそうに撮れない pic.twitter.com/q3HI6FlzdN
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年4月8日
↑左上はなんか魚焼きグリルでベキクソにしたピーマンとかです.スパイスから雑につくっても欧風カレーにできるようになった pic.twitter.com/qCDHshWsQ3
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年5月2日
↑ニラ玉じゃん?カレー pic.twitter.com/HdGPahmWuj
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年5月31日
↑はたして,,,,,カレー? pic.twitter.com/EJlAmYGGrN
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年5月31日
↑他人丼です*2カレーなのか…? pic.twitter.com/tUWx7R0yC7
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年6月6日
↑構造主義とかどうでもよくなってきた構造主義カレー(うまい) pic.twitter.com/DFPtb6YO1Q
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年6月24日
↑ひき肉と生姜を熱でバーンってして刻んだアスパラガス,ウスターソースです.カレー pic.twitter.com/ihMjtxBFQz
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年8月18日
↑中華スープベースで豚ひき肉カレーです,インディアン要素は忘れました.あ,インド風カレーにしたからか.わけわかんなくなってチャイニーズインディアンポークカレーにしました。別名は国際紛争です。 pic.twitter.com/FHuT4rL3Mq
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年8月23日
↑ひき肉とカラフルピーマンをバーンバーンってすると完成します.おいしいね.だいぶカレー枠。 #森羅万象をカレーと呼称する pic.twitter.com/RJHykASN3N
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年8月25日
↑これ素材は尖ってるけど構造はめっちゃ正統的.おいしいからやってください.大きく切った生姜、ちぎりレタス、刻みトマト、鶏肉で、コリアンダー多め、グリルでベキクソに焼いた鶏皮をかけましたやつで、インドカレー枠としてはよくできました。 pic.twitter.com/1nhzKvSmG8
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年8月29日
↑海南鶏飯カレー pic.twitter.com/pu50V3cNoc
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年8月30日
↑うどんカレーうまい pic.twitter.com/0GbioVUZLR
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年9月6日
↑これはハチャメチャにおいしいから絶対やりましょう鯛カレー(うまい)
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年9月7日
・鯛焼く→身をほぐす
・ほぐした残りでとった出汁で長粒米茹でる
・米に鯛の身、焼いて刻んだ茄子、葱、レモン汁、塩醤油のせてok pic.twitter.com/gmBijrAcR6
↑和風っていうのは醤油ドリブンで味付けてるって話で,中華は中華スープベースみたいなししとうと唐辛子の和風中華ドライカレーなんですけどめっちゃうまい pic.twitter.com/ilrVNTIU3y
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年9月26日
↑知らんなんか足し算のカレーです、オリーブ油、刻みトマト、半額牛バラ、バター、缶のちゃんとしたフォンドボー、良いウスターソース、コンソメキューブ、オイスターソースちょびっと、小麦粉、カレー粉、味の素、塩の順で足した気がする。カレー粉による… pic.twitter.com/xgLnlCNgdW
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年10月9日
↑こん時めっちゃ体調悪かったんだけど,長野の薬局の爺さんが薬くれた.*3カレーとイソジンです pic.twitter.com/2qePfyJcNi
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年10月29日
↑酢飯とマグロの細切れを包丁でネギトロにしたやつです.場所があって,いいマグロゲットできる.場で仕入れた刻みカレーです pic.twitter.com/KLfmpA6rlL
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年11月21日
↑豚丼じゃん?って指摘あったけど現物は現象的にかなりカレーです.カレー pic.twitter.com/4Vj6RAPZdE
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年12月9日
↓あと以下はすみませんです.だいたい25分間でカレーしてることがわかる.
すみません! pic.twitter.com/RUIUp6QtTD
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年12月13日
すみ、、 pic.twitter.com/3ZVfUkEFN7
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年12月13日
すみま〜せ、ん pic.twitter.com/e2JVFan8xg
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年12月13日
すみまさん、、、 pic.twitter.com/HGBk4H3bd5
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年12月13日
すみません pic.twitter.com/H68bLe6f8t
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年12月13日
すみません〜、すみません。 pic.twitter.com/CgesgCBNau
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年12月13日
すみません? pic.twitter.com/rW5Vg7NVgv
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年12月13日
すみませんまだすみません中です
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年12月13日
すみません、すみません、、、 pic.twitter.com/IKG7D1oj9T
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年12月13日
すみませ〜ん pic.twitter.com/4ub3a5gC60
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年12月13日
すみませ! pic.twitter.com/BSDsDvYnRi
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年12月13日
すみません!! pic.twitter.com/JoMKiUPtS0
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年12月13日
カレーの脱構築
でなんですけど,カレー作ってるときはとにかくカレーに集中してて,すごいスピード感があります.
バーンバーン!バーバー!バババー!バー?ン!ってやってカレーできた
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年12月9日
みたいな感じで,とにかくバーンバーン(?)ってしてるとカレーができてくる.とにかく雑につくっていて,素材はだいたい焦げてるし,スパイスや調味料の分量とか基本的にはかってない.つかスパイスとか書いたけどただのS&Bのふつうのカレー粉です。あと最近はすごい謝ってる.
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で,なぜ雑なのかというと,それは「はやく(できるだけ)おいしいカレーを食べたいから」にほかならないという気づきがあります。カレーはおいしいので,おいしいカレーを時間をかけてていねいにつくる,みたいなのは筆者にとって基本的に不可能で,概念矛盾です.もともと「カレーの構造とは何か?」と考えたのも,雑につくっておいしくカレーを食べたいという欲求があったからです.
こうした文脈のなかで,カレーの脱構築の実践をとおして筆者のなかに浮かび上がってきたのは,「雑」と「おいしい」というふたつのキーワードでした.すなわち,「私にとってカレーは,おいしいカレーを雑に作っていく日々の生活の過程のなかに現出する」ということが分かってきたっぽいです.
雑な料理のなかでも「(できるだけ)おいしいカレー」という単一目標に向かってカレーを維持しカレーを向上させようとする日々の経験が、カレーをカレーたらしめていると理解されます。それは本ブログの視座に立てば「つくりおき」にほかならず、カレーはつくりおかれることでカレーとして存在すると言い換えられるかもしれません。
脱構築、なんか頭良さそうに見えてかっこいいかなとか思って脱構築とかゆったんですけど、なんかだんだんどうでもよくなってきました。あと上に書いた脱構築の話はウソです。それから「,.」と「、。」が混ざってるのは途中からiPhoneで書いたからです。
突然ですが「わかる」と「わからない」ではどちらが知的な状態なのでしょうか?これは言うまでもなく後者ですね。知性とは「わからないことの自覚」を礎とします。したがって筆者も後者の立場を意識的にとりたいと思います。つまり、カレーはよくわからない。マジわからん。実際いろいろやったけど、あたし、カレーのことなんて、ひとつも分かってなかったんだな、、、、(結論)
カレーの空間(自宅)へ……
— 快適な生活 (@Kaiteki) 2016年10月9日
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↑一部のカレーはステッカーになっていて貼れます。※あとね、「あたしの知ってる本当の脱構築」みたいなご教示とか、ほかのなんとか主義とか◯◯学とか、ご教示とかホンマ、ホン〜マ興味ないんで、頼みますね、、、
あしたは id:rikonakagawa さんのラグジュアリーなつくりおきですわよがつくりおかれます。楽しみですね。