#つくりおき

一人暮らしをする男性の雑な料理たち

小林銅蟲先生のポテトピュレで土井善晴先生のポークソテーした

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廃人になるから気をつけたほうがいいと思う。「めしにしましょう」「パル」といえば肉の低温調理がひとつのキーワードだと思うんですけど、むしろ肉より、いつも肉とつけあわせてるポテトピュレがヤバそうだなと思ってやってみたくて、みたいな気持ち。低温調理をやってる人はよく見るけど、あのポテトピュレやってる人はあんま見ない気がした。

www.moae.jp negineesan.hatenablog.com

でもジャガイモを茹でるのダルいし、あと粉砕するテクノロジー(マッシャー、ブレンダー、握力、気合等)持ちあわせてないので、実際詰んでた。そしたら表参道でフランス冷凍食品店みたいなチャラチャラした空間があるってことで、週一で表参道勤務なのでついでに覗いたら場所性がすごくて、冷凍のポテトピュレが売っててめっちゃ展開しました。長くなりましたが以上が主たる文脈です。

https://www.picard-frozen.comwww.picard-frozen.com つかイオングループで日本展開してんのか。

ほんとはローストビーフにしようと思ったんだけど、じつは家の周囲の肉空間が不安定でして、当日はあんまいい牛肉なかったから、かわりに豚ロースのブロックをつかいました。

で、肉なんですけど、インターネット一部では低温調理もりあがってて自分もよくやるけど、当然それは万能手法ではなくて、ヒレはともかく豚ロースについては、土井善晴先生の厚切りソテーの手法が手軽なヤクザを呈示してます。具体的には筋切り・粉振りなしで塩胡椒だけして、極々弱火で延々片面焼きするという手法です。どうなるかというと低温調理みたいに火の入ったピンクになって、柔らかみの維持みたいな感じ。

当日の放送見たんだけど相当ヤクザな肉つかってかなりのヤクザ行為してた*1。コツは鬼の厚切りです。薄切りはダメ。厚切りでジワジワやってくので、結果的に低温調理で得られる結果とだいたい同じものが得られる的な話ですね。低温調理は1時間以上かかるけど、土井先生のなら30分とかでできるので、こっちの方が好みです。ただ今回はやや強めに火を入れたので、色的には地味に仕上げました*2

そんでポテトピュレ解凍して小林銅蟲先生的にバターとかブチ込んで構成した。

カレーではないと思う。

そんでなんですけど実際やばい。これは完璧にうまいうまい大学っていうか大学とかではなくて軍事です。暗黒魔城都市に近い。

あと廃人になってく。よく「パル」で表現される景観として「精神が崩壊」「人間が終わっていく」みたいなのあって、これなんだろなーと思ってたけど、だいたい今回くらいのレンジかと思いました。ぼのぼの見ながらグギーとか言いつつ食べたあと意識失った。気づいたら日付変わってて、学生のレポートの採点はいわゆるニャオス(?)になりました*3。以下は象徴的な風景です。

ポテトピュレ絶対やばいんだけど肉体がついてってないので数ヶ月単位で当分いいです。でもポテトピュレまだ残ってる。どうしたらいいですか(つくりおきじゃん)。あと小林先生のポテトピュレに隠れてるけど、土井先生の肉も相当に人間を追い込んでくるので油断しないでください。id:kaiteki61

*1:国営放送は国民のあるべき生活像を提示するため、お前これグラムいくらすんだって肉をぶち込んでくる

*2:低温調理的に仕上げること自体にそんななこだわりがない

*3:つか採点ナシでいいすか?